線狀フレネル技術を使った中高溫太陽熱発電所の起工式が17日、中國のソーラーバレーと呼ばれる山東省徳州で行われた。同発電所の発電容量は2.5メガワットで、皇明太陽エネルギー集団有限公司が獨自に開発した発電ユニットだ。「科技日報」が伝えた。
同社の徐志斌副エンジニアによると、同発電設備はアジア最大のメガワット級太陽熱発電所で、皇明真空管第5工場の屋上に取り付けられている。
線狀フレネル技術を使った中高溫太陽熱発電は、多くの反射器を利用し太陽を自動追跡して太陽光を線上集光器內に集め、光エネルギーを熱エネルギーに転換し、高溫の高圧蒸気を起こしてタービン発電機で発電するという仕組み。線狀フレネル技術を使った太陽熱発電は投入コストが低く、発電ユニットの構造が簡単で製造しやすく、合理的に土地利用でき、反射器間の風圧を軽減し、耐風性能がいいという利點がある。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年7月26日