第16回國連気候変動枠組條約締約國會議(COP16)の閣僚級會合が7日、メキシコ?カンクンで開幕した。これによりカンクン會議は実質的な協議の段階に入ったことになる。同日行われた開幕式には、國連のパン?ギムン事務総長、メキシコのカルデロン大統領、エチオピアのメレス首相をはじめとする國家元首や政府首脳が多數出席した。
パン事務総長はあいさつの中で、各方面に「理知的、柔軟、歩み寄り」の精神に基づいてカンクン會議が成果を上げることを推進しようと呼びかけた。カルデロン大統領は「千里の旅も、足下の一歩から始まる」という中國のことわざを引いて、各方面に対し、殘された時間を十分に活用して積極的に話し合いを進め、できるだけ早くバランスの取れた合意にこぎ著けることを呼びかけた。
世論の分析によると、カンクン會議では各方面の問題點が噴出し、それらが相互に絡み合って、2日間ですっきりと整理することは難しいとみられる。爭いは避けられず、相互に妥協し合うことが必要だ。これに対し、中國政府代表団の解振華団長は6日の記者會見で、各方面が相互信頼、歩み寄り、柔軟な態度によって、違いを縮小し、共通認識を拡大する必要があると呼びかけた。解団長は「最終的な結果は、全員が不満を持ちながらも、受け入れ可能な結果でなければならない。これは相互利益の結果となる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2010年12月9日