全國人民代表大會代表(全人代)で全人代環境資源保護委員會委員、中國核工業集団公司中國原始エネルギー科學研究院元院長の趙志祥氏は取材に対し、中國のエネルギー構造は依然として石炭、化石エネルギーが中心で、あまり合理的とはいえないとし、こうした狀況を変えるため、原子力、風力、太陽光、地熱などの新エネルギーの発展に力を入れなければならないと述べた。國際在線が7日伝えた。
溫家寶総理が発表した「政府活動報告」では、非化石エネルギーの比重を第12次5カ年計畫(2011-2015年、十二五)期間中に1.4%、2020年までにさらに15%まで高めることが打ち出された。原子力エネルギーは今後新エネルギーとして発展を加速し、大規模に普及していく必要がある。現在の狀況をみると、中國で運転中の原子力発電所は現在11基、設備容量は910萬キロワット。発展改革委員會が認可した11の原発事業28基のうち、すでに24基が著工。中國は建設中の原発規模が世界一で、名実共に原発大國となった。2020年までに設備容量は世界第2の8000萬キロワットに達する見通し。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月8日