中國濕地保護協會が10日に北京で発足した。國家林業局の趙樹叢局長は発足式典の中で、「長年にわたる一連の措置による保護や濕地資源の回復により、中國の濕地資源保護率は10年前の30.49%から現在は43.51%に回復した。全國には國際的に重要な濕地が46カ所、濕地自然保護區が約570カ所、濕地公園が約900カ所あり、合わせて2324萬ヘクタールの濕地が保護を受けている」と述べた。
同協會は國務院の承認を受けて発足したもので、濕地の保護に関する活動に従事する全國的な社會公益団體であり、社會の力が濕地保護に參與する際の重要なプラットフォームでもある。今後は濕地保護をめぐる國際協力を強化し、知識、技術、人材、資金を広く引き寄せて濕地保護に集結させ、社會の力を動員して濕地保護事業を進めていくという。
趙局長は、「中國は濕地保護の活動を高度に重視しており、國務院は『全國濕地保護プロジェクト計畫』を認可し、濕地の保護?回復プロジェクトを実施し、退耕還濕(耕地を濕地に戻す)、濕地の生態環境への補償、濕地保護奨勵モデル事業を展開した。國家林業局は『濕地保護管理規定』を制定し、20の省?自治區?直轄市が濕地保護のための地方レベルの法規をうち出し、一部の地方は濕地保護を政府の目標?評価システムに組み込んだ。このように全國の濕地保護事業は目立った成果を挙げている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月12日