剡溪に関することを話してくれる浙江省嵊州市嶀浦村で暮らす王鳳娟さん
浙江省嵊州市嶀浦村で暮らす王鳳娟さん(62)は剡溪の畔で育ち、幼い頃から剡溪の歴史に関する話を聞いていた。また清らかな剡溪が濁り、再び清らかになった過程を見守った。歴史上の剡溪は、水が清らかで風景の美しい町で、李白や杜甫など多くの詩人が訪れ、ここで山水に思いを寄せる多くの詩を詠んだ。しかし工業の発展に伴い汚染産業が拡大し、剡溪の水面には工業の油やさまざまなゴミが浮かんだ。今や清らかな水、緑の山、美しい風景が戻ってきた。川沿いに暮らす彼らは再び母なる川を見て、良き風景を楽しめるようになった。
剡溪の畔の風景
嵊州市水利局チーフエンジニア、治水弁公室(河長弁公室)専職副主任の邱暁軍氏によると、市は近年「緑水青山は金山銀山(豊かな自然は金銀同様の価値がある)」という発展理念を実踐し、各種措置により省級重點プロジェクト「詩畫剡溪」の建設を推進している。市は源からの対策を強化し、生活汚水処理を全面的に推進し、汚染産業の改善に取り組んだ。累計で剡溪周辺の印刷?染色企業26社、製紙企業10社、電気めっき企業10社を閉鎖?合併した。また基準未満の汚水の撲滅、河川の汚泥処理、畜産業の改善などの特別行動を相次いで展開した。また剡溪の山水及び人文資源を十分に活用し、「詩畫剡溪」の建設を推進した。治水で美しい風景を作った。