朝鮮半島の核問題に関する第２回北京６カ國協(xié)議が四日間にわたる苦難に満ちた進(jìn)展の末、ようやく28日午後閉幕した。
今回協(xié)議の議長を務(wù)めた中國代表団の王毅団長は閉幕の後開かれた記者會(huì)見で、「今回協(xié)議は掘り下げた、実務(wù)的で、有益なものであった」と語った。協(xié)議で発表された「議長聲明」は「會(huì)談を通して、各國側(cè)は互いの立場(chǎng)への理解を深めた一方、食い違いもまだ殘っている」としている。また閉幕式の挨拶に立った中國外交部の李肇星部長は「朝鮮半島の核問題は多くの歴史的、現(xiàn)実的な問題と絡(luò)んでおり、今のところ、食い違い、もしくは大きな食い違いはまだ殘っている」と述べた。
今回協(xié)議の終る時(shí)間が再三延ばされたことが注目されている。日本、韓國、アメリカ側(cè)の報(bào)道では、これは參加各國が協(xié)議の後に発表される「議長聲明」の具體的な語句について協(xié)議していたためで、論爭の焦點(diǎn)は「核開発活動(dòng)の全面停止」がどういう意味なのかと見られている。
それに対して、朝鮮側(cè)は「核開発活動(dòng)の全面停止」が軍事目的の活動(dòng)を停止することだと理解しているが、アメリカ側(cè)はそれが核エネルギーの平和的利用を含むすべてを指していると強(qiáng)調(diào)していた。雙方のこの食い違いが今回協(xié)議の最大のネックとなった。
今回協(xié)議で、アメリカ側(cè)は、すでに公開されたプルトニウムによる開発のほかに、朝鮮側(cè)がまた核兵器の開発に用いられる濃縮ウランの研究を進(jìn)めていると指摘した。アメリカ側(cè)はさらに、朝鮮側(cè)が軍事目的の核開発計(jì)畫を立てていると信じており、核開発計(jì)畫を「全面的かつ査察可能な、逆行できない」形で放棄するよう朝鮮側(cè)に要求している。アメリカの戦略的意図は、濃縮ウランの開発や、またウラン鉱の採掘なども一括して、朝鮮のすべての核関連活動(dòng)を「核放棄」という袋に納めることにあると見られている。
一方、朝鮮側(cè)は高濃縮ウラン(HEU)計(jì)畫の存在を堅(jiān)く否定していた。今回の協(xié)議では、朝鮮側(cè)は二回にわたり、「アメリカは話し合いの誠意に欠け、過去の一貫した立場(chǎng)を頑固に堅(jiān)持し、朝鮮側(cè)に敵意を抱き、六カ國協(xié)議の進(jìn)展を阻害した」とマスコミに示した。
アメリカと朝鮮は相互に妥協(xié)する可能性のあるステップにおいても、膠著狀態(tài)に陥っている。朝鮮半島核問題の「第一段階の行動(dòng)」を討議し、できる範(fàn)囲でその対応措置を制定することは、今回協(xié)議の重要な目標(biāo)の一つであった。朝鮮はこれに向けて、早い時(shí)期に「歩調(diào)を合わせ、一括した」行動(dòng)プランを出した。第一段階では、朝鮮は「核開発活動(dòng)の全面停止」をもって、各方面からのエネルギー援助を期待し、「口頭対口頭、行動(dòng)対行動(dòng)」こそが雙方が妥協(xié)する方式であることを期待していた。しかし、アメリカはこれに対し、協(xié)議で「三つの関連ステップによる行動(dòng)プラン」を提出し、「口頭の約束」をもって朝鮮側(cè)の「実際的な行動(dòng)」と交替しようとしていたため、朝鮮側(cè)に受け入れてもらうことができなかった。
こうした食い違いが存在しているものの、今回の六カ國協(xié)議の開催は朝鮮半島の核問題の解決に並々ならぬ意義を果たした。中國は議長國として、協(xié)議で発揮した役割が會(huì)談各方面から評(píng)価を受けた。今回協(xié)議の成果と意義について、中國外交部の李肇星部長は、「今回の協(xié)議は各方面が相互信頼に欠け、互いの立場(chǎng)に大きな開きがあることを背景に開かれたもので、當(dāng)面の成果を得ることは容易なことではない。各方面は協(xié)議で実質(zhì)的な対話を行い、朝鮮半島の無核化という大きな目標(biāo)の実現(xiàn)に新たな一歩を踏み出した。今回の協(xié)議は各方面が和平プロセスを推し進(jìn)める政治的希望を現(xiàn)している。この成果はなかなか貴重なものであり、祝う価値がある」と語った。
「CRI」より2004/02/29
