我が國の黃河、長江、瀾滄江の水源地にある大規模な濕地の建設の幕があき、『青海三江源自然保護區生態保護と建設総合計畫』が國務院の審議で認可され、今年中に全面的に実施される。
自然保護區建設に75億元投資
三江源自然保護區は青海?チベット高原の奧に位置し、平均海抜4000余m、世界高海抜地區の中で生物の多様性が最も集中している自然保護區で、また我が國で最高海抜の天然濕地でもあり、生態系の最も敏感な脆弱地區でもある。今年から2010年まで、我が國は75億元を投資して、國家クラス自然保護區の保護建設を実施するが、その全計畫面積は青海省の16県(市)に及ぶ15.23萬平方kmで、総人口は22.31萬人である。
『青海三江源自然保護區生態保護と建設総合計畫』に基づけば、2010年までに実施されるプロジェクト地域內における放牧禁止草本復舊面積は9658.29萬ムー(15ムーは1ヘクタール)、減反樹林草本復舊面積は9.81萬ムー、山地封鎖育林、砂漠化防止、濕地保護、黒土早瀬整備面積は1200.89萬ムー、水土流失処理整備面積は500平方km、生態保護のための移民は5萬5773人に達し、13.16萬人の飲料水問題を解決しなければならない。同時に草地保護付帯工事及び森林草原防火、保護區管理施設を建設し、小鎮インフラ施設の建設を強化し、人工降雨による降雨量の確保、科學技術をサポートとして生態監督測定能力を向上させる。
青海省林業局の科學技術者は、「『青海三江源自然保護區生態保護と建設総合計畫』実施後、プロジェクト地域內の退化、砂漠化していた草地は整備回復され、大衆の立ち遅れた生産方式も改変されて、生態系の良性循環が実現される」と語っている。
「チャイナネット」2005/03/03