舊日本軍兵士を父に持つ日本の田中進さんが5月31日、河北省唐山市豊潤県潘家峪の虐殺現場跡を訪れ、中國侵略戦爭の中で舊日本軍が犯した罪に対して謝罪した。「燕趙都市報」が伝えた。
田中さんは、日本?熊本県在住のトラック運転手。田中さんの父親はかつて、舊日本海軍基地に勤務していた。田中さんは同日、潘家峪の虐殺記念館で、舊日本軍の犯罪行為を記録した寫真1枚ずつに深くお辭儀して懺悔(ざんげ)の意を示し、犠牲者に獻花した。
田中さんはこう話す。「約40日前に初めて中國に來た。南京大虐殺記念館、遼寧省大石橋市虎石溝の『萬人坑』(舊日本軍による侵略の犠牲者を埋葬した穴)をすでに訪れ、懺悔した。31日は北京から唐山市に向かい、ここに住む戦爭の被害者やその家族に謝罪した。現在、多くの日本人は、日本が戦爭で犯した罪を認める勇気を持っていない。これらの日本人が當時の歴史を早く理解し、中國の人々に謝罪しに來ることを願う」
「人民網日本語版」2005年6月1日