外交部の李肇星部長は7日、第10期全國人民代表大會第4回會議の記者會見で、臺灣問題について言及し、臺灣當局の「臺灣獨立」を掲げる分裂活動は必ず「恥ずべき失敗」に直面するだろうとの見方を示した。
李部長は主に次のように述べた。
世界にはただ一つの中國しかなく、臺灣は中國の一部分だ。これは、國際社會が広く堅持する重要な原則だ。これは1943年の「カイロ宣言」、1945年の「ポツダム宣言」、1971年の國連総會第2758號決議(アルバニア案決議)など重要な文書に反映されている。世界190以上の國の中で、中國と外交関係を持つ國は167カ國あり、いずれの國も世界にただ一つの中國しかなく、臺灣は中國の一部分であることを認めている。世界の、國連を含む138の政府間國際機関もまた、世界にただ一つの中國しかなく、臺灣が中國の一部分であることを認めている。
中國の主権が分割されてはならず、中國の領(lǐng)土保全が破壊されてはならない。臺灣當局は、「一つの中國」の原則に挑戦し、國際的な道義と人類の正義に挑戦し、臺灣を中國から分割しようと企図している。両岸(大陸部と臺灣)の同胞から強く反対され、國際社會から非難され、さげすまれるのは當然だ。臺灣當局の「臺灣獨立」分裂活動は、必ず恥ずべき失敗に直面するだろう。
大陸部と臺灣は、同じ一つの中國に屬するという事実は、いまだかつて変わったことがない。これこそが両岸関係の現(xiàn)狀だ。臺灣當局が、「國家統(tǒng)一委員會」の運営と「國家統(tǒng)一綱要」の運用終了を強行したことは、「臺灣獨立」への危険な一歩であり、國際社會が広く堅持する「一つの中國」の原則と臺灣海峽の平和と安定への重大な挑戦だ。われわれは、事態(tài)の発展に強く注目し、起こりうる複雑な局面にいつでも対応できるよう準備する。われわれは、最大の誠意によって、最大の努力を盡くして、平和統(tǒng)一を目指したいと考えているが、「臺灣獨立」を容認することはあり得ず、いかなる人がいかなる形で臺灣を中國から分裂させることも絶対に許さない。
「人民網(wǎng)日本語版」2006年3月8日