古代、シルクロードの重要な交易路だった新疆ウイグル自治區(qū)は、2千年の時を越えて、シルク貿(mào)易の繁栄を再び見せている。新疆から輸出されたシルクは今年、約2千萬ドルに相當する約800トンに上っている。
ウルムチ市の稅関によると、新疆からパキスタンへのシルク輸出量は、今年1~11月までで前年同期比30%増の765トンとなり、金額にして同46%増の2400萬ドルに達した。
新疆のシルク輸出量が大幅に増えたのは中國が今年から実施している「東桑西移」(東部地域の養(yǎng)蠶業(yè)を西部地域へ移転する)プロジェクトによるところが大きい。中西部地區(qū)の養(yǎng)蠶業(yè)発展を奨勵し、支援するという同プロジェクトは、中國のシルク業(yè)の健全な発展を促進することが目的。
ウルムチの稅関責任者によると、今年の輸出狀況から見ると、中國のシルク輸出は數(shù)量増加型から効率型へ徐々に移行しているという。今年の同港から輸出された機械加工によるシルク織物は1メートル平均1.8ドルで、前年同期比5.9%の上昇となった。製品の検査結(jié)果から見ると、大部分のシルクの品質(zhì)は優(yōu)良で、シルク使用量は85%以上となっている。中國のシルク輸出品の構(gòu)造が改善を続け、付加価値が徐々に高まってきていることが示された。
「人民網(wǎng)日本語版」2006年11月28日