地理的位置
大連市はアジア大陸の東海岸に位置し、中國東北部の遼東半島の最南端にあり、東経120度58分~123度31分、北緯38度43分~40度10分に位置し、東は黃海、西は渤海、南は山東半島と海を隔てて向かい合い、北は広大な東北平野と隣接している。大連は中國の東北、華北、華東などの地域から世界各地へ向かう海の窓口であり、最も重要な港、貿易、工業、観光の都市である。
氣候
大連市は北半球の溫帯―ユーラシア大陸の東海岸にあり、気候は海洋性の特徴も兼ね備える暖溫帯大陸性モンスーン気候に屬し、冬は厳寒ではなく、夏は酷暑でもなく、四季の違いがはっきりしている。年間平均気溫は10.5℃、年間降水量は550~950mm、日照時間は2500~2800時間。
交通
陸海空とも交通は四通八達し、非常に至便。大連港は世界140數カ國?地域と貿易?海運関係を結んでおり、ユーラシア橫斷鉄道輸送の中継港でもある。瀋大(瀋陽=大連)鉄道と瀋大高速道路、愛大(黒竜江省?愛輝県=大連)自動車道、鶴大(黒竜江省?鶴岡市=大連)自動車道、荘林(荘河市=內蒙古自治區?林西県)自動車道など4本の國道は各道路と連絡している。鉄道網、自動車網を利用すれば、遼寧?吉林?黒竜江の東北3省と內蒙古自治區の東部にアクセスできる。周水子國際空港は全國4大國際空港の1つで、ボーイング747型機など大型旅客機の離著陸可能。現在、86本の國內?國際線が開設されている。
関連施設
大連地區では電力は自給體制にあり、しかも余力がある。開発區の電源は區內で賄っているが、區外にある東北電力ネットと結ばれた140萬キロワットの華能大連発電所からも電力を供給できる。同発電所は2基の220KV変電所、7基の66KV変電所、45カ所に10KV斷路ステーションを持つ。年間発電量は12億キロワットアワー。浄水場は2カ所ある。日間給水能力は25萬トンで、水質は國の飲料水基準を満たしている。スチームや暖房、生活用熱湯?冷水熱源としてセントラルヒーティング方式を採用しているほか、LNG(液化天然ガス)も供給。工業廃水は、企業自身が遼寧省の定める基準を達成したのちパイプラインを通して排出するよう指導しており、汚水処理費用は徴収していない。
基幹産業
機械、エレクトロニクス、石油化學、紡績?衣料、冶金、建材、食品、醫薬など。
主要外資系企業
三菱商事、三井物産、伊藤忠、丸紅、日商巖井、ニチメン、東芝、新日鉄、清水建設、キャノン、三洋電機、松下電器、みずほフィナンシャルグループ、UFJ銀行、大宇、現代、浦項など。
公式サイト
www.china-dda.com
「チャイナネット」2004年1月 |