長江流域から水の少ない中國北部への水路を引く「南水北調」プロジェクトのうち、中央線の工事が12月30日に著工した。一部區間が完成する2008年には黃河の水が、全線完工予定の2010年には長江の水が北京に送られる見通し。現地の水源を加えた給水範囲は5876平方キロに達し、北京市平野部の90%をカバーできるようになる。
今回著工したのは(1)北京―石家荘間の緊急給水工事(2)北京市の永定河逆サイホン工事(3)河北省コ(さんずいに虍と乎)沱河逆サイホン工事――の3部分。中央線の総工費は920億元。すでに著工している東線と並行して建設が進められる。
「人民網日本語版」2003年12月31日