外交部の孔泉報道官は1日の記者會見で、中日関係について次のような質(zhì)問に答えた。
――釣魚島問題(尖閣諸島問題)や靖國神社問題など、中國と日本との間に存在する歴史問題は、総體的な中日関係においてどの程度重要な位置を占めているのか。2004年の中日関係にどんな影響があるのか。
さきほど中日の間に存在する問題に觸れられたが、われわれは何度も中國側(cè)の立場を紹介した。簡単に述べよう。まず第一に歴史問題に関して、特に靖國神社の參拝に関してだが、これは深刻な問題である。靖國神社に參拝するかどうかが事実上、當(dāng)時多くのアジア諸國の人々に大きな苦痛をもたらした侵略戦爭に対する認識と立場に関わるからだ。この問題で、もし日本が本當(dāng)にアジアの人々、世界の人々の信用を得たいならば、明確な態(tài)度と行動を示すべきである。日本の一部の指導(dǎo)者は歴史を直視して反省すべきと何度も表明しているが、どのようにして直視して反省するかは、彼らが真剣に考えるべき問題である。中國側(cè)の態(tài)度は明確で「歴史を鑑(かがみ)として未來へ向う」べきというものだ。われわれは中日関係を重視しており、両國がさまざまな分野での互恵協(xié)力を健全かつ順調(diào)に発展させることを期待している。ただし「歴史を鑑とする」ことが基礎(chǔ)だ。釣魚島問題についてだが、かいつまんで言うと、まず、釣魚島と周辺の島々(尖閣諸島)は中國固有の領(lǐng)土であり、このことは歴史的にも國際法の上でも十分な根拠がある。中國のこれらの島々に対する主権は爭う余地がなく、われわれの中國の領(lǐng)土と主権を守る自信と意志は揺るがない。その上で、中日間にこの問題における立場の相違が存在するので、われわれは平和的な交渉の方法を通して解決を図ろうと常に主張してきた。私はさきほど觸れたが、中國と日本は東アジアの2大國家であり、両國の國民は長期にわたる友好的な往來の歴史を持っている。現(xiàn)在、中國と日本は多くの問題で共通の利益もある。われわれは両國が知恵を出し、決意を示し、両國間に存在する問題を効果的に解決し、中日協(xié)力が健全な基礎(chǔ)の上に絶えず前へ向けて発展できるよう推進し、両國の國民に幸福をもたらして、アジア地域の平和と安定に貢獻することを期待している。
「人民網(wǎng)日本語版」2004年4月4日 |