| 日本の小泉純一郎首相が靖國神社を參拝し続けるために、中日関係の悪化は深刻なものとなり、両國関係はほとんど凍り付いている。こうした非常に敏感な時(shí)期に、中國は外交部前副部長の王毅氏を駐日大使に派遣した。これを機(jī)に両國関係が改善へ向かってほしいとの中國側(cè)の期待の現(xiàn)れである。
中國の新しい駐日大使、王毅氏は9月10日、東京に到著した。王氏は北京を出発して赴任する前、中國側(cè)記者のインタビューに応じた。王氏は日本へ赴任する心境として「謹(jǐn)んで職責(zé)を盡くし、國の恩に報(bào)い、人民のために、積極的に切り開いて恥ずかしくない仕事をしていきたい」と語った。
中日関係について王氏は「數(shù)十年の努力を経て、中日関係はすでに良好な政治的基礎(chǔ)、経済的基礎(chǔ)、民間交流の基礎(chǔ)を築いた。もちろん、両國間にはいくつかの問題が存在する。今回の赴任によって、大使館の全職員と共に、外交部の指導(dǎo)の下で、中央政府が定めた対日政策方針に照らして、積極的に、広範(fàn)に日本の各界と接觸していきたい。
小泉首相は2001年の首相就任以來、これまで首相公式訪中をしていない。中日両國はここ3年間、政府首脳による相互訪問を行っていない。こうした狀況は1972年の中日國交正常化以來、初めてのことだ。両國政府首脳による相互訪問の中斷は、両國関係がある程度の停滯、後退している現(xiàn)れと言わざるを得ない。
昨年から現(xiàn)在にかけて、中日間には摩擦が非常に多かった。斉斉哈爾（チチハル）の舊日本軍毒ガス漏れ事件、珠海の日本人集団買春事件、釣魚島（日本名?尖閣諸島魚釣島）上陸事件、小泉首相の靖國神社參拝、日本の平和憲法改正の動(dòng)き、東中國海の石油?天然ガス開発をめぐる主権論爭、そしてつい最近のサッカー?アジアカップ中日決勝戦での不愉快な事件と、両國関係は日増しに緊張している。中日関係は膠著した局面の打開が急務(wù)だ。
王氏は今年51歳。北京第二外國語學(xué)院を卒業(yè)して日本語に精通している。89年から94年まで在日中國大使館に參事官と公使として勤めた。中國外交界きっての著名な「日本通」だ。
「人民網(wǎng)日本語版」2004年9月14日 |
