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まほらまの南京生活②―ウェンナン先生行狀記 |
発信時間: 2008-07-14 | チャイナネット |
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南京大學日本語學部専家 斎藤文男
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◇中國は不思議いっぱい◇ 日本と中國は同じアジアにあり、一衣帯水の隣邦である、という感覚がそもそもの間違いかもしれない。日本は文化の多くを中國から移入し、世界史上まれに見る長期間にわたる交流がある。言語の漢字も共有している。だから、“同文同種”などとも言われるが、これも大きな勘違いである。アジアの隣邦といっても大陸と島國であり、間には海がある。共有している漢字もまったくの外國語として學習しなければ誤解の元になる。つまり日本人が中國で生活するということは、海を隔てた外國にいるということである。「え~っ!」「どうして?」「ああ、な~るほど」などいっぱいある不思議でも、理解できるもの、どうしても理解できないものなどさまざま。食事の箸や箒、ノコギリやカンナの使い方から、オリンピックのメダルの獲得數まで、日本人から見た中國は不思議いっぱいである。 ◇橫と縦、箸と筷子◇ 日本も中國も食事の時は主に箸を使う。洋食のレストランでも箸があるとホッとする。それだけ日本人にとって箸は馴染み深いものだが、箸を使う習慣は中國から移入されたものである。日本人の箸は、「おてもと」といわれるように食膳のもっとも手元にあり橫に置く。中國では右側の縦に置く。なぜ縦に置くのか。使いやすいからである。縦にあれば箸を右手で取るとき、そのまま摑めばすぐに使える。途中で箸を置く時もそのまま置けばすむ。 日本ではなぜ橫に置くのか。人が亡くなった時、茶碗にご飯を山盛りにして箸を二本立てることから、日本人は縦箸を忌み嫌う風習がある。橫に置いた箸の正しい取り方は、まず右手で箸の右側3分の1付近をつまみ上げ、左手で箸の左側3分の1付近を下から添えるように持つ。次に右手を下から持ち変える。箸を置くときはこの逆の順序でやればよい。ちょっと面倒のようだが、慣れればどうということはない。右手で摑みそのまま食べるよりは、両手を使って箸の上げ下ろしをする方が、見た目にもスマートで無理がないように思う。 |
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