日本の福田康夫首相は9月1日午後9時30分、首相官邸で記者會見を開き、首相を辭任すると発表した。これに対して東京都日中友好協會の西園寺一晃副會長は、福田首相の退陣によって、中日関係の基本的な方向は変わらないと語った。
西園寺副會長はこう語る。?日本は長年、とても成功した日本的な経済発展モデルが形作られたが、小泉元首相の就任期間、大規模な経済改革が推し進められ、ひたすら歐米諸國の完全自由な市場経済を學んだ。その結果、日本社會には格差が広がり、國民の不満が高まった。その改革の弊害が現れる前に小泉元首相は退任し、その混亂した政局を引き継いだ安倍內閣は、參議院選挙で慘敗した。福田首相は就任後もいろいろ努力したが、その局面を変えることはできず、米國のサブプライム問題や、世界的な石油、食糧価格の高騰は、脆弱な日本経済に打撃を與え、日本國內の物価上昇や稅金の引き上げ、國民生活の低下なども、福田內閣への支持率低下をもたらした。このような世界的な経済的苦境では、だれが対応しても難しく、福田首相の退陣で日本社會の將來は、さらに不確定な要素が増えるだろう」
中日関係に対する影響について西園寺副會長は、?福田首相の突然の退陣で、中日戦略的互恵関係の基本的な方向が変わることはない。しかし中日関係の発展にとって、福田首相以外に適した人はいない?と話す。
?チャイナネット?2008年9月2日 |