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加藤嘉一:「博客」が流行る三つの理由
発信時間: 2009-03-26 | チャイナネット

文=加藤嘉一

加藤嘉一:時代と彷徨う中國の「80後」世代

1984年靜岡県うまれ。現在、日本國費留學生として、北京大學國際関係學院に在籍。學業の傍ら、中國のメディアで、コラムニスト、コメンテーターを務める。『七日談~民間からの日中対話録』(共著?新華出版社)


最近、中國の「ブロガーの集い」に招待されることが多い。先日、自分がブログを開設している「鳳凰網(フェニックスサイト)」主催の集いに參加してきた。多種多様な考え方を持つ、影響力のあるブロガー20人くらいで飲み食いしながら、適當に世間話をする。これがやけに面白い。

官僚、商人、記者、軍人、蕓能人などさまざまな立場の人間がブログという媒體を通じて知り合い、互いに見識を深めていく。このようなプラットフォームを提供してくれるサイト側の努力もあり、私にとっては、いい人脈づくりにもなる。

中國語でブログを「博客」、ブロガーを「博主」、有名かつ影響力のあるブロガーを「名博」と呼ぶ。ここ數年、中國ではブログが急速に普及している。2007年の時點で、ブロガー數は1億にのぼったと言われる。2008年のブログ発展概要をまとめた最新の統計によると、カテゴリー別に見て、経済?金融系のブログが最多の「點撃率(アクセス數)」を獲得している。これは最近の國內外の情勢及び中國人の関心事に関係するものと思われる。

今年度ブロガー王の座を射止めた徐小明氏は3億5500のアクセス數を獲得した。日常生活を日記風に描く女優の徐靜蕾、現代社會問題を鋭く指摘する作家の韓寒両氏のブログも2億というアクセス數に達する。中國におけるブログの存在感を突きつけられる數字である。

こうした「名博」とは比べる余地もないが、私のブログは昨年3月に開設し、3ヵ月で500萬、2009年1月現在で1300萬のアクセス數を持つようになった。言論活動の「場」として、今や欠かせない道具になっている。

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