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中日経済力比較:?日本の優位點は??専門家が分析
発信時間: 2009-06-19 | チャイナネット

中國社會科學院(社會科學アカデミー)日本研究所の張季風研究員はこのほど、中國と日本との経済力についての比較分析を行い、「日本は10年にわたる低迷期を経たが、経済成長を推進する資金、技術、人材(労働力)という三つの基本的要素はまったく弱まっておらず、むしろ強まっている部分さえある。國際金融危機が日本経済に與えた影響は非常に大きいが、日本の実力が目立って弱まったということはない」との見方を示した。「経済參考報」が伝えた。

 

▽日本の主な優位點

(1)単位GDPのエネルギー消費量が世界最少

2004年に日本が消費した一次エネルギー量は石油換算で4億3千萬トンに達し、世界にエネルギー消費量全體の約4.7%を占めた。米國は20億5千萬トンで世界最大のエネルギー消費國となり、中國は12億6千萬トンだった。一人當たり平均エネルギー消費量を計算すると、日本は米國のわずか49.5%、カナダの40%であり、ドイツ、フランス、英國をも下回る。同年の日本の國內総生産(GDP)は4兆6千億ドルで、世界のGDP全體の約11%を占めた。すなわち同年の日本は、世界の第一次エネルギー消費量の4.7%から世界のGDPの11%を生み出したことになる。

また同年の日本の二酸化炭素(CO2)排出量は約12億7200萬トンで、世界の排出量全體の約4.8%を占め、世界4位のCO2排出國となった。だが國際的な比較によると、日本のCO2排出量は米國のわずか21.7%、ロシアの68%だ。特に一人當たりのCO2排出量や単位GDP(GDP1萬元)當たりのCO2排出量では、日本はこうした國をはるかに下回った。単位GDP當たりのエネルギー消費量が少なく、排気ガスや廃棄物の排出量も比較的少ない一方で、省エネ技術は世界のトップレベルにある。こうしたことは日本が今後、世界の環境大國になる上での土臺になる。

 

(2)対外資産の大國

日本は30年以上にわたり貿易黒字大國の地位を保っている。03年末の時點で、日本の輸出額は米國とドイツに次ぐ世界3位になった。04年には中國が3位に浮上し、日本は4位だった。06年の日本の対外輸出額は6499億ドルで世界4位となり、順位は下がったものの、日本の貿易黒字は引き続き高い水準にあって04年は1103億ドルに達した。06年は日本円の値下がりなどが原因で680億ドルに減少した。

06年の政府の移転支出(サービス貿易収支、投資収益、政府支援などを含む)を含む経常収支をみると、日本の貿易黒字は1700億ドルに達し、中國に次ぐ世界2位の黒字國となった。世界1位の貿易赤字國である米國は、経常収支からみた同年の貿易赤字が8567億ドルに上っている。

現在、日本は世界で唯一の國際収支が黒字の國であり、1981年以來この狀態が続いている。07年の対外純資産は250兆円(約2兆5千億ドル)で他の先進國の対外資産を大きく上回り、17年連続で世界最大の債権國の地位を保った。

外貨準備をみると、06年まで日本はずっと世界一の外貨準備保有國だった。06年には中國に次いで世界2位となり、08年9月現在の保有額は9959億ドルに達した。また日本には半年分の石油の備蓄や、ニッケル、クロム、コバルト、モリブデン、バナジウム、マンガン、インジウム、プラチナ、レアメタルなどの戦略的物資の備蓄があり、実際これらは一種の物資としての外貨準備であり、外貨準備よりも一層戦略的な意義を備えたものだといえる。

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