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新華社世界問題研究センターの座談會で発言する卓教授 |
龍谷大學の卓南生教授は北京で17日、「鳩山新內閣は外交政策の連続性を保つ。中國などアジア諸國は過度の期待を抱くべきでない」と表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
卓教授は、鳩山內閣は「良好な雰囲気」を醸成する外交戦略を選択すると分析する。こうすれば日本國內で「點數を稼げる」ことが、事実によって証明されているからだ。
鳩山由紀夫首相は16日に新內閣を組閣した。閣僚17人中、15人が民主黨議員だ。
卓教授は「新內閣の構成は黨內各派の勢力均衡を考慮した1つの結果であり、その目的は黨內の結束維持だ。鳩山內閣には権力の二重構造という特徴が現れている。しかも來年の參議院選挙によって、小沢一郎の勢力は一層強化されるかもしれない」と指摘。さらに「菅直人副首相が擔當大臣に就任する國家戦略局は、この內閣の目玉であり、多くの人々が注目しているが、これが成功するかどうかは、まだ未知數だ」と述べた。
世論の関心が高い日米関係については、卓教授も日米同盟の基軸に変化はないと指摘。「たとえ日本が真に『脫米』したとしても、それは直ちに『親アジア』とイコールではなく、日本がどのような態度でアジアに姿を現わすかが鍵となる」と分析する。(編集NA)
「人民網日本語版」2009年9月18日