上海萬國博覧會の日本國家館のナショナルデー(ジャパンデー)となった6月12日、関連イベントを行なった。解任したばかりの日本の鳩山由紀夫?元首相が新任の菅直人首相の特使として列席した。
同イベントの開催で國際金融危機を背景に経済貿易関係が強まっている中日両國は萬博會を契機に両國間の経済貿易協力を踏み込んで推進しようとの呼び聲もあがった。
當日、1:1の比例により復原された日本の「遣唐使船」は萬博パークにある黃浦江にはしり込み、歴史的なロマンチシズムを浮き彫りにしている方式で中日両國交流の輝かしい歴史を再現した。同時に日本館の中でロボットがバイオリンで中國の民間歌謡-「茉莉花」を演奏したのは中日両國の交流と協力を反映する現実的なありさまだ。
アジア地域の2つの経済體として、中日両國の経済貿易関係の発展は両國やアジア、世界の経済発展に極めて重要な影響を持っている。菅直人首相は6月11日の國會衆議院全體會議にて、施政演説を行ったところ、「中國との戦略的な互恵関係をさらに発展させる」と示した。
近年來、中國と日本は経済面で互いの依存関係が強まっている。2007年から、中國は日本最大の貿易相手となり、2009年、アメリカを抜いて日本最大の輸出先となった。
國際金融危機による影響を受けて、09年、日本経済は5數%萎縮した。日本の人口減少や老齢化の問題は日増しに深刻化し、內需需要もずっと低迷狀態にあるが、中國経済は國際金融危機を背景に比較的速い成長を実現し、日本経済の成長を引っ張る重要な要素となった。
アメリカのモルガンスタンレーのアジア地域のStephen Roach會長が英紙-「フィナンシャル?タイムズ」に掲載した記事によると、今回の金融危機を背景にアジアは率先して回復を実現した。その原因について、第一、アジア地域はアジア金融危機による沈痛な教訓を汲み取った。第二、中國要素の影響を受けた。中國は次第にアジア地域の発展を推進する重要な「エンジン」となっている。それだけでなく、ほかの國の発展をも推進している。
現在、中國、日本と韓國はすでに自由貿易區の「産學官」連合研究を展開しており、年內にそれぞれ日本と中國で第2回と第3回連合研究會議を開き、2012年の中日韓首脳會議の開催前に関係研究を成功させるように力を入れている。
上海萬博會の開催期間中、多くの日本企業は中國の膨大な市場に目をつけて、先進的な技術と製品を展示している。上海萬博會を通じて、中日両國は経済貿易分野、特にグリーン経済、循環経済などの分野でより多くの協力好機を獲得するとされている。
「新華ネット」より 2010年6月18日