外國籍生徒の進(jìn)路
かくして存在はしている國際教室だが、港中の中國人総數(shù)は度を越えている。たった二名の教師が請け負(fù)える生徒數(shù)は限られており、本來學(xué)習(xí)支援の必要な子どもがそれを受けられていない現(xiàn)狀がある。
休み時(shí)間、一人の女生徒が國際教室に駆け込んできた。目に涙を溜めながら、中國語で土屋先生に訴える。「體操服を忘れたの。日本語でなんて言うの」。その後ろには、男子生徒を連れた先生が立っている。「中國語で何か言っているんですが、訳してください」。國際教室は、時(shí)に駆け込み寺と化す。同時(shí)に、日本語のできない生徒らも、休み時(shí)間になると真っ先にここへやって來る。人數(shù)が多い故に、中國人で固まり中國語だけで話す子どもが多い。彼らの日本語が上達(dá)しないことも、港中ならではの課題になっている。
この中には、高校入試を間近に控えた三年生の姿もある。ここ2、3年の間に來日した彼らは、日本語がままならない。いずれも親の出稼ぎで、訳も分からぬまま連れて來られた生徒ばかりである。高校入試を安易にとらえる親たちは、入試直前でも平気でわが子を呼び寄せる。
國際教室に集まってくる中國人生徒たち
神奈川県には、「在県外國人等特別募集」の高校入試制度がある。來日三年以內(nèi)の外國籍生徒であれば、全日制前期は面接のみで受験することが可能だ(後期は學(xué)力テストを含む)。しかし、特別募集を採用している県立高九校に対し、橫浜市立の高校はわずか一校(昨年度合格者は四名)。日本語もおぼつかなく、學(xué)內(nèi)テストで點(diǎn)數(shù)を獲得できていない彼らに望みは少ない。2009年の學(xué)校基本調(diào)査によれば、神奈川県內(nèi)の外國籍中學(xué)生は2141名。この中の全てが特別募集を活用するわけではないが、橫浜市だけで一校とは、あまりに少ない數(shù)字である。
全日制高校合格を望めない生徒は、定時(shí)制を選ばざるを得ない。定員割れしていれば誰でも入學(xué)できるからだが、中途退學(xué)する率も高い。慣れない日本語への挫折、晝間高校に通う友だちとのすれ違い、アルバイト生活から來る疲れ、こうした原因がよく聞かれる。學(xué)校を辭めた子どもたちが職を求める先は、やはり中華街だ。
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