ビザ緩和で日本への買い物ブーム到來か? 日本への個人旅行ビザの発給要件が7月1日から年収10萬元に引き下げられるのを受け、休暇を組み合わせて日本に買い物に出かけようという動きが盛んになっている。中國新聞網が伝えた。
ショッピングに目がない人たちが最近、國內のショッピング情報サイトや旅行サイトで、日本への買い物三昧ツアーを企畫したり、自分が立てた3泊4日のショッピングツアー計畫を紹介したり、日本に買い物に行くのに趣味の合う仲間を募集したりしている。
北京の各旅行社によると、毎年7月と8月は日本旅行のシーズンで、今回のビザ緩和に伴い、団體ではなく個人で旅行に行く人が増える見込み。中國旅行社の擔當者も「日本にショッピングに行きたい、または子供連れでディズニーランドに行きたいという個人旅行の問い合わせが最近多くなっている」と話す。ビザの緩和は7月1日からだが、すでに7月のフリーツアーを予約するという人も多い。ビザの手続きには9日程度かかるため、12日以降のフリーツアーに中國旅行社だけで60人近くの予約が入っているという。
中國青年旅行社日本部の擔當者は、「今回の新政策で従來年収25萬元程度だった個人旅行のビザ発給要件が10萬元に引き下げられた。ちょっと貯金があって、生活のクオリティを求めているホワイトカラーの若者ならこの要件を満たすことができる。一般的にホワイトカラーの若者は購買力が盛んだ。このような人々が日本旅行の新しい主力になるのは目に見えている」と期待を示す。
このほか、日本のバーゲンシーズンも買い物好きにとっては魅力のひとつだ。これまで香港にショッピングに出かけていた客流が日本に流れる可能性が高い。なぜなら、日本の化粧品は香港より安い上、生産期日が新しく、最新商品が手に入る。一般的に日本で新発売された化粧品は、半年後にようやく香港に出回ることが多い。
「人民網日本語版」2010年6月24日