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GDPで日本を3回追い抜いた中國

GDPで日本を3回追い抜いた中國。

タグ: GDP 日本 3回 中國 東アジア

発信時間: 2010-09-01 13:22:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本內(nèi)閣府がこのほど発表した上半期?第2四半期経済データによると、中國はGDP総量で日本を追い越し、世界第2の経済大國となることが確実となった。ただし、中國がGDPで日本を追い越したのは初めてのことではなく、今回が3回目となる。「羊城晩報」が伝えた。

古代から清代末にかけて東アジアで傑出した國家であった中國は、GDP世界トップを占有、日本との差は3千年以上あった。日清戦爭時でさえ清國のGDPは、日本の數(shù)倍だった。これが、GDPで中國が日本をリードした第一回目だった。

中國のGDPはその後、歐米列強の侵入、軍閥混戦、社會の困窮化に伴い、下がり続けた。五?四運動が起こった1919年頃、日本のGDPが初めて中國を上回り、過去1千年の立ち遅れが逆転した。

第2次世界大戦で日本経済が受けた痛手は、中國よりはるかに大きかった。1949年の新中國設(shè)立當(dāng)初、混亂狀態(tài)にあった中國のGDPは、意外にも日本の2倍相當(dāng)だった。この事実から、第2次大戦で被った日本経済のダメージの大きさを推し量ることができる。これが、GDPで中國が日本をリードした2回目だった。

第2次世界大戦が終わり、日本は廃墟から全世界に向け、「ゼロからの再生」劇を演じることになる。

1960年の時點で、日本のGDPは中國と同レベルだった。ゴールドマン?サックスの統(tǒng)計データによると、1960年代、日本のGDPの年平均成長率は10.4%、1966年にフランスを、1967年英國を、1968年にはドイツをそれぞれ追い抜き、米?ソ超大國に次ぐ世界第3位に躍進、先進國の仲間入りを果たした。日本経済の最盛期、中國の経済規(guī)模は日本の11.7%にとどまっていた。

1978年に3645億元だった中國のGDPは、2008年に30兆670億元に激増した。この30年間、國民経済は年平均9.8%という成長スピードで伸び続け、2006年に英國を、2007年にドイツをそれぞれ追い抜き、世界第3位に躍進した。

経済基數(shù)が次第に大きくなるに伴い、成長率は自然と鈍化する。日本の成長率は、1970年代5%、80年代4%、90年代には1.8%に下がった。今世紀に入り、成長スピードはさらに減速している。2009年、中國経済の成長率は約10%、日本は3%に達していない。中國の2009年名目GDPは4兆9800億ドル、日本は5兆700億ドル。

今年に入ると、中國経済が日本を上回ることは確実となった。日本內(nèi)閣府も、「2010年に経済成長の著しい中國がGDPで日本を追い抜くことはほぼ間違いない」と認めている。

また、多くの具體的経済分野で、中國はとっくに日本を追い抜き世界第2位、もしくは世界トップに立っている。とはいえ、中日両國経済の具體的狀況に、まだまだ大きな隔たりがあることは、誰もが認めるところだ。2009年國民1人當(dāng)たり平均所得は、日本が3萬7870ドル、中國はわずか3800ドル、米國は4萬2240ドルだった。

米國のアジア問題専門家は、一般庶民にとって、國民1人當(dāng)たりのGDPの方が國家全體のGDPより重要だと指摘する。

2009年12月24日に発表された「國際情勢白書」では、11カ國の総合國力に対する評価?分析が行われた。これによると、総合國力で日本は世界第2位、中國は第7位と、GDPの差よりさらに隔たりがある。これと同様、中國は様々な分野でまだまだ日本に遅れを取っている。

GDPで世界3位に転落したと言っても、日本人は依然、最も豊かな國民のひとつであり、「アジアのスイス」としての地位はゆるぎない。ウオークマンや新エネルギー自動車などが日本で誕生し、日本の就學(xué)率は99%に達し、平均壽命83歳も世界トップを誇る。東京にあるミシュラン星付きレストランの數(shù)はパリを上回る。

中國のGDPは日清戦爭時に日本を上回っていたが、それでもやはり立ち遅れたという事実は変わらない。GDPは量的な観點からだけではなく、質(zhì)的な観點からも見なければならない。GDPそのものを見ると同時に、その他の様々な分野も見た上で、この數(shù)値が社會と國家の成功を反映する基準となっているかどうかを判斷する必要がある。(文:王錦思) 

「人民網(wǎng)日本語版」2010年9月1日

 

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