日本の菅直人首相の內閣が17日に発足した。菅首相は、內閣の大幅な改造を行い、民主黨內の盟友の多くを內閣要職につけた。國防政策において「タカ派」と呼ばれる前國土交通大臣の前原誠司氏は外務大臣に任命された。一部のアナリストは今回の改造について、「菅首相は黨首選挙において小沢一郎幹事長を破った。內閣改造の意図は、権力を強化するとともに小沢氏の影響力をなくし、改革を進めることだろう」と分析する。「新京報」が伝えた。
▽17人の閣僚中、10人を交代
仙谷由人新官房長官は同日午後、首相官邸において新內閣17人の閣僚名簿を発表した。17人の閣僚のうち、留任はわずか7人で、10人が交代となった。新內閣では、反小沢派のメンバーが多數を占め、多くが重要な職位についた。
外務大臣に前國土交通大臣の前原誠司氏、國土交通相、沖縄?北方擔當相、海洋政策擔當相に前國土交通副大臣の馬淵澄夫氏が就任したほか、仙谷官房長官、野田佳彥財務大臣、蓮舫行政刷新擔當大臣は留任となった。
前原氏は安保?防衛などの政策において「タカ派」と言われている。日本共同通信社によると、前原氏の観點は、民主黨のライバル、自民黨保守派に似ているという。前原氏は04年、「集団自衛権」の行使に向けた憲法改正に賛成しており、05年に黨首となった後もこの考えを表明している。
前原氏は菅首相の盟友だ。一方、原口一博総務大臣、山田正彥農林水産大臣らは小沢氏の陣営に屬する。
「人民網日本語版」2010年9月19日