「全日本華僑華人中國平和統一促進會」設立5周年記念大會が30日午後、東京華僑會館で開催され、中國駐日本大使館の呂小慶?參事官、同會の金キ?會長らが出席した。
呂參事官は、同會が設立以來果たしてきた役割を存分に評価、中國駐日本大使館を代表して會員各位に感謝の意を示した。「近年來、両岸(大陸部と臺灣)関係は大きな改善があったが、非常に多くの暗流も潛んでいる。中國平和統一実現はなおも遠い道のりであり、これまでと変らず同會の強みを発揮し、ひきつづき中國の平和統一事業への関心と支持をお願いしたい」と呂參事官は述べた。
金會長は今年9月に杭州で開催された「中國平和統一促進會第9回海外統一促進會會長會議」関連狀況を報告、會議の精神を貫徹し、中國平和統一事業促進のために盡力すると語った。また同會の鄭正権?理事は9月に香港で開かれた「全世界華僑華人中國平和統一促進大會」などの會議の狀況について簡単に発表、これを契機に、世界各國の華僑華人統一促進會との交流と連攜を強化すべきと提案した。
また今大會には特別ゲストとして招かれた臺灣の著名な政治學者?黃英武氏が「東アジアの形勢と展望」と題した報告を行った。黃氏は東アジア地區の地理的環境、人文的歴史、東西勢力の消長について分析した上で、中國の平和推進勢力を妨げることはできず、中華民族大団結は抑えがたい歴史的潮流だとした。
今回の大會には同會全會員、中國駐日本大使館関係者のほか、在日臺灣省民會など一部の華僑華人団體代表も出席した。
全日本華僑華人中國平和統一促進會は2005年9月に設立された、中國平和統一事業へ関心と支持を寄せる在日華僑華人が発起人となったNPO。
*キ:「羽」の下に「軍」
「人民網日本語版」2010年11月2日