「中國(guó)とロシアの國(guó)後島での水産事業(yè)」に続いて、日本のメディアは17日、北方四島(ロシア名:南クリル群島)の色丹島でも中國(guó)企業(yè)が水産事業(yè)に投資すると報(bào)じた。18日付の環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。
日本國(guó)內(nèi)では「北方四島での外國(guó)投資拡大」への懸念が広がっている。中國(guó)人民大學(xué)國(guó)際関係學(xué)院東アジア研究センターの黃大慧主任は17日、同紙の取材に対し、中國(guó)企業(yè)が北方四島での開発に參加するかは定かではないが、これは経済的行為であるため、日本は過(guò)度に緊張する必要はないと語(yǔ)った。しかし、中日間も領(lǐng)土問題で爭(zhēng)う狀況のなか、中國(guó)企業(yè)が北方四島に投資すれば、ある意味ロシアの主権を承認(rèn)したことになる。日本がその背後に「政治的動(dòng)機(jī)」があるとみるのも無(wú)理はない。中國(guó)企業(yè)は慎重に事に當(dāng)たるべきだと注意を促した。
日本の東京新聞は17日、ロシア漁業(yè)庁のサベリエフ広報(bào)官の話として、ロシアが実効支配する北方領(lǐng)土の色丹島で中國(guó)の水産會(huì)社が地元企業(yè)とホタテ養(yǎng)殖の合弁會(huì)社設(shè)立を計(jì)畫していることを明らかにした。サベリエフ氏は色丹島での計(jì)畫の詳細(xì)は明らかにしなかったが、現(xiàn)在中國(guó)と韓國(guó)の複數(shù)の企業(yè)が北方四島での水産物養(yǎng)殖、工場(chǎng)への水産加工機(jī)器納入、船舶修理工場(chǎng)設(shè)立などを計(jì)畫していると述べた。
「色丹島での第三國(guó)による投資」に対し、日本のメディアは緊張を露にしている。東京新聞、時(shí)事通信などはいずれも「北方領(lǐng)土での外國(guó)投資拡大」への懸念を示した。東京新聞では、日本は第三國(guó)による北方領(lǐng)土への投資はロシアの管轄権を認(rèn)めることになるとして反対していると伝えた。
環(huán)球時(shí)報(bào)の記者が関係者から聞いた話では、今回ロシアの北方四島開発への決意は固いという。これまでロシア政府は日本との共同開発を考えてきたが、日本人の傲慢さがロシアを深く傷つけた。ロシアの國(guó)力が強(qiáng)化されるにともない、國(guó)內(nèi)の政治闘爭(zhēng)の必要からロシア政府は獨(dú)自或いは中國(guó)や韓國(guó)などを引き入れて北方四島を開発することを決めた。二度と日本と北方領(lǐng)土問題を話し合うことはないだろう、とこの関係者はみる。
上海社會(huì)科學(xué)院の王少普研究員は、日本がこれほど敏感になるのは、▽中國(guó)が経済成長(zhǎng)を速め、GDPで日本を抜き世界2位となったこと、▽中國(guó)の軍事近代化が進(jìn)み、大きなプレッシャーがかかっていること、▽中日間にも領(lǐng)土問題が存在していることから、北方領(lǐng)土問題で中國(guó)がロシア側(cè)につくのではないかと疑っていること――と関係があると説明。こうした考えは間違っており、中國(guó)の獨(dú)立した自主的な平和外交政策を理解、信用していない証拠だと指摘した。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2011年2月18日