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福島の英雄たちに初インタビュー

福島の英雄たちに初インタビュー。 「英雄フクシマ50」と稱され、命の危険を冒して、國を核の脅威から守るために勇猛果敢に立ち向かっている彼らの姿は、世界中に衝撃を與えた。英「ザ?デイリー?テレグラフ」は、東京からやってきた消防隊に出會い、「名もなき英雄」たちの取材に成功した…

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発信時間: 2011-03-28 16:08:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

電力修理作業員田村さん 「怖くてしょうがなかった」

原子爐を冷卻した後、原発をコントロールするために、電力供給システムを回復することは必要不可欠だった。電子機器の修理を行った田村さんは、作業の時、同僚と原発の床で仮眠を取っていたという。

休憩所にいた田村さんは「あの時、交代制などなく、24時間の作業を強いられていた。シャワーを浴びるときだけがここに來る。しかも2日に1度しか來れなかった。今は、放射性物質の汚染を最小限に食い止めるために、1時間作業して、2時間休憩するという體制でやっている。最初は10人で交代していたが、今は30人いる。それでやっと、ここに戻ってご飯を食べる時間が取れるようになった」と話す。

電力修理チームのリーダーである鈴木信秀さんは「皆、大きなプレッシャーの中で作業をしている。この難関をなんとか乗り越えなければ、世界中が注目している…支えてくれる全ての人が、私たちのパワーになり、自分のことは後回しにしても、みんなのためにやらなければと思った」と言う。

福島原発の放射能レベルは依然として高いままで、長く留まって作業することが難しい狀況だ。作業員たちは「安全地帯」と言われる場所で2時間の休憩時間を過ごした。そこは、昨年7月に建設され、耐震機能を備えた建物で原発の中心にある。ここでは、防護マスクをはずすことができ、カップ面や飲料水などの食品も置いてある。

「怖かった。恐怖を拭い去ることはずっとできなかった」と32歳の作業員は言う。「でも、自分の任務がどれだけ重要かはわかっていた。絶対にやり遂げなければいけないと感じていた。その思いだけを支えに必死にやっている」。

「もし、今欲しいものはと聞かれたら、妻や子ども、両親に會いたい」と田村さんは話す。

「家族とは手紙でやり取りしている。みんなとても心配しているようだ。電話はこれまで、1回しかしていない。子どもは『がんばって』と言ってくれるが、妻は不安のあまり言葉も出ないようだ」と鈴木さんは語る。

「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月28日

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