日本の原発事故はすでに4週間近く続いている。破損した福島第1原発の6つの原子爐のうち、5號機と6號機以外の1-4號機は依然深刻な狀況にある。「揚子晩報」が伝えた。
■福島第1原発の現(xiàn)在の狀況
福島第1原発の狀況は全體的に見て「依然深刻」だ。作業(yè)員は3月11日の巨大地震と津波で破損した1-4號機の冷卻システムの復舊に取り組んでいるが、遅々として進まない。原子爐冷卻機能の復舊に必要な電気系統(tǒng)設備はタービン建屋に集中しており、タービン建屋地下などのたまり水を取り除かなければ、作業(yè)員が中に入って設備を検査し、次の作業(yè)をどうするか決定することはできない。だがすでに汚染水貯蔵容量に余裕はなく、汚染水をどうするかが喫緊の課題となっている。
■原発事故はいつまで続くのか
現(xiàn)段階で事態(tài)収束の明確な時期を示すのは現(xiàn)実的でない。日本政府は放射能漏れはさらに數(shù)カ月続く可能性があるとしている。危機の解決には數(shù)十年かかるとする専門家もいる。第1に、電力設備を修理し、冷卻システムを復舊するのに最低數(shù)カ月はかかる。第2に、原子爐の完全な廃爐作業(yè)には數(shù)年、あるいはそれ以上の時間がかかる。第3に、最終的な解決策を確定するのはまだ時期尚早だ。
■核汚染はどれほど深刻なのか
放射線レベルから見ると、現(xiàn)在のところ事故の影響は原発周辺に限られている。事故の性質(zhì)から見ると、水素爆発のみで、核爆発は起きていない。大気中や海水中に放出された放射性物質(zhì)も次第に希釈され、日本以外の國に到達するころには無視できるレベルにまで下がる。
原発付近の海域への具體的な影響については、さらなる観察が必要だ。東京電力は4日、低レベル放射性汚染水約1萬トンを海中に放出した。こうした事故は初めてなので、魚類などの海洋生物や食物連鎖への影響についてはさらなる研究が必要だ。
「人民網(wǎng)日本語版」2011年4月8日