東日本大震災(zāi)に伴って発生した広範(fàn)囲の津波は、海洋災(zāi)害の観測を強(qiáng)化する必要性を浮き彫りにした。これを背景として、上海市はこのほど、海洋災(zāi)害の観測予報に関する研究を議事日程に盛り込んだ。同市科學(xué)委員會によると、同市は市の第12次五カ年計畫(2011-15年)技術(shù)発展計畫に、海洋環(huán)境の観測をすでに盛り込んでおり、4千萬元(約5億2千萬円)規(guī)模の「東海海底観測ネットワーク」を5年以內(nèi)に建設(shè)する方針を打ち出している。完成すれば、海洋情報をリアルタイムで観測できるほか、地震や津波などのデータを記録することが可能になるという。中國共産黨の機(jī)関紙、「人民日報」海外版が8日伝えた。
ハイテク技術(shù)を結(jié)集した同観測ネットワークは、深さ30メートルの海底に光ケーブルを敷設(shè)し、そこから送信される正確な情報を陸上の計器で受信することにより、海域環(huán)境の変化をリアルタイムで確認(rèn)し、津波など海洋災(zāi)害の観測を行う。このほか、地震計器も設(shè)置されるという。
専門家によると、中國は東海と南海の海底観測ネットワーク建設(shè)に10億元(約130億円)以上を投入し、中國海底における敏感な“神経システム”の構(gòu)築に取り組むという。
「人民網(wǎng)日本語版」2011年4月8日