日本のアニメが一世を風(fēng)靡して久しいが、ここ數(shù)年、市場(chǎng)のニーズに応じるため、日本のアニメはかつてあった清純さや純情さをなくし、「地色?を大膽に見(jiàn)せて各層の読者を引きつけている。香港紙『大公報(bào)』は12日、この現(xiàn)象に関する文章を掲載した。
「扇情的」嗜好に合わせる
日本のアニメは細(xì)かく分けられ、成人向けアニメのほか、少年アニメ、少女アニメがある。成人向けアニメに扇情的な表現(xiàn)が多いのはもちろんだが、以前は清純だった青少年向けのアニメにも扇情的な表現(xiàn)が多く見(jiàn)られるようになっている。一世を風(fēng)靡した『クレヨンしんちゃん』を例に挙げると、作者は世間の「扇情的」嗜好に合わせ、作品の中で女性の身體的特徴を大げさに描寫し、デザインしただけでなく、天真爛漫な子供に大人の會(huì)話をさせ、よく言えば「大人も楽しめるアニメ」にした。ある心理學(xué)者は、子供に見(jiàn)せるべきでない『クレヨンしんちゃん』には毎回、いたずら、反抗、扇情的な行動(dòng)などの內(nèi)容があると分析する。
また競(jìng)爭(zhēng)の激化と多様化により、日本のアニメ業(yè)界、特に成人向けアニメは市場(chǎng)のニーズに合わせようと、かつての純情さを徐々になくし、「地色」を大膽に見(jiàn)せて各層の読者を引きつけるようになった。
「ロリショタ化」が進(jìn)む
日本のアニメの多くは小學(xué)生や中學(xué)生が主人公だ。ところがこのような純情なアニメ文化は、日本に一つの問(wèn)題をもたらした。それは「ロリショタ」である。近ごろのアニメやマンガは時(shí)代に追いつこうと、子供を中心に描く作品が増え、「ロリショタ文化」がはびこるようになった。
「ロリ」という言葉は、歐米で活躍した學(xué)者でロシア生まれの米國(guó)人作家、ウラジーミル?ナボコフが1955年に出版した小説『ロリータ』から生まれた。この小説は、大學(xué)教授のハンバートが「ロリータ」という名前の12歳の少女に戀するというストーリーだ。これが日本に伝わり、「ロリ」は未発達(dá)の少女を指す言葉になった。「ショタ」は日本のアニメ『鉄人28號(hào)』の主人公?金田正太郎から生まれた言葉だ。金田正太郎の可愛(ài)らしさから、「ショタ」は可愛(ài)らしい少年を意味する言葉になった。
日本で「扇情化」された作品の多くは「ロリ系」のアニメだ。統(tǒng)計(jì)によると、「ロリショタ」の加害者は男性が多く、被害者は女性が多い。インターネット上の児童ポルノ畫像も多くが少女を描いたものだ。『カードキャプターさくら』は「扇情化」された人気アニメの一つである。元々は小學(xué)生の純粋な友情や愛(ài)情を描いた作品だったが、変態(tài)イラストレーターの「加工対象」になった。さらに2004年には、『カードキャプターさくら』の男性読者が小學(xué)1年生の女児を主人公に重ね合わせたと見(jiàn)られる、誘拐殺人事件も奈良県で起きている。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」 2011年6月17日