日本新華僑報(bào)サイトによると、3?11大地震の後、日本で不動産購入に熱中していた中國人投資家が一転、慎重な様子見の態(tài)度を取るようになった。日本の不動産価格は底値まで下がっているが、大陸部や臺灣地區(qū)の投資家は不動産を見學(xué)、購入する気をなくし、「中國資本」の日本流入にストップがかかった。ただ長期的にみると、日本の不動産は価格、管理の點(diǎn)で、外國人投資家、特に中國人投資家に魅力であるのは変わりない。なかでも、日本に留學(xué)する子女のために不動産を購入するのが、中國人投資家の間で新たなブームになりつつある。

実際、中國人留學(xué)生が多いオーストラリアでは、留學(xué)する子女のために前もって適當(dāng)な住宅を選ぶのがすでに現(xiàn)地の不動産投資の特色?傾向となっている。豪メディアによると、シドニーで毎年新規(guī)建設(shè)される高級マンションおよび別荘の買主の大半が中國人で、そのうち一部の投資家の主な購入目的は、將來子女の留學(xué)や移民を考えてのことだという。同じように、日本は中國人が主な留學(xué)先に選ぶ國の一つ。中國の富裕層拡大にともない、日本に留學(xué)する子女のためにいい物件を探す中國人投資家が徐々に増えている。

震災(zāi)で日本留學(xué)市場が縮小しているのは確かな事実だが、日本の高い教育水準(zhǔn)はやはり中國人にとって大きな魅力だ。ある程度の回復(fù)と調(diào)整を通じて放射能の霧が晴れれば日本留學(xué)は再び活発になるだろう。そうなれば、日本を訪れる中國人留學(xué)生の數(shù)はさらに大きな拡大が見込まれる。中國の富裕層が子女を日本に送り出す際、子女の留學(xué)中の物質(zhì)的な生活水準(zhǔn)を確保するため、日本の不動産により多くの関心を示すと予想される。

また、日本に留學(xué)する子女のために適當(dāng)な物件を探すのは単純な不動産転がしと違う。後者の最終目的は不動産の値上がりで、純粋な商業(yè)行為といえ、金融政策や自然要素などの影響を受けやすいが、それに比べ、子女の日本留學(xué)のために不動産投資する行為はより高い安定性がある。そのため投資家が最も関心を持つのは、子女の日本での生活のニーズを満足できるかということだ。日本の文部科學(xué)省が留學(xué)生の卒業(yè)後について調(diào)査を行ったところ、6割以上の留學(xué)生が日本での就職を考えているという結(jié)果が出た。こうしたことから、留學(xué)生の日本への移民の重要な一環(huán)として、満足のいく不動産への投資を中國の富裕層の多くが考えるのは必然的なことだといえる。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」 2011年7月30日