5年前に福島県南相馬市に嫁いだ中國人妻の劉淑華さんは吉林省出身。當時の結(jié)婚寫真を持つ劉さん。
今年3月の大地震で、半徑20キロの警戒區(qū)域近くの家に住む中國人妻の劉淑華さんは、市政府から緊急避難を求められた。彼女は19歳の娘をつれて大使館の大型バスに乗って緊急避難したが、脳腫瘍で手術(shù)したばかりの夫は両目がほとんど失明狀態(tài)で、高齢の両親を連れて隣県に避難した。
地震後2カ月の間、劉さんは吉林省の実家に滯在した。原発に家が近く、未婚の娘もいる劉さんに対して実家の家族は日本に戻らないよう説得したが、劉さんは手術(shù)したばかりの夫が心配で、あくまで帰ることを主張した。
地震後、夫は仕事を失って失業(yè)保険を頼りに生活するしかなく、劉さんがアルバイトをしていたコンビニも原発問題で閉店してしまった。劉さんの舅と姑の畑も放射線の影響で政府から耕作を禁じられている。劉さんの寢室の壁には、チャイナ服姿の結(jié)婚寫真と、夫からの手紙が貼られている。手紙には、病気になった自分を許して欲しいこと、自分の回復を信じて欲しいこと、殘りの人生で劉さんの面倒を見たいことが記されている。