2012年が始まったばかりだが、日本の內(nèi)閣はすでに嵐の前の靜けさの中にある。(文:張勇?中國社會科學(xué)院日本研究所中日関係研究センター研究員)
野田佳彥首相は8日、參議院で問責(zé)決議を受けた一川保夫防衛(wèi)相、山岡賢次消費者行政擔(dān)當(dāng)相を交代させる內(nèi)閣改造の方針を表明した。野黨からの政治圧力を和らげるとともに、消費稅問題の議論に向けて環(huán)境を整える狙いがある。黨役員人事も行う予定だ。
野田首相は年頭記者會見で內(nèi)閣の大きな課題として震災(zāi)復(fù)興、福島原発事故の収束、経済立て直しの3つを指摘した。野田首相は「堅持さえすれば、局面は変わると確信している」と繰り返し表明しているが、客観的に見て、これらの目標(biāo)の実現(xiàn)は容易ではない。
野田首相は苦境を脫すべく努力しているが、內(nèi)閣の政治環(huán)境は楽観を許さない。多くの問題でより厳しい試練に直面し、野田首相は民主黨內(nèi)の指導(dǎo)能力を試され、野黨の挑戦や攻撃にさらされている。特に「ねじれ國會」の存在は政治闘爭を複雑化させており、政局を左右するに十分だ。野黨は國會を頼りに與黨への「政治決戦」を発動しようとしている。內(nèi)閣支持率は下がり続け、國民の政府への不満や政策への懸念は高まり、圧力が増大している。
■黨內(nèi)をまとめる力を試される野田首相