人類獨自のシステムにおける最大の特徴はなんといっても生存するために経済活動をすることであり、膨大なエネルギーを駆使する。
もっと直接的にいえば経済の過程は物質(zhì)?エネルギーを廃棄物化する。目下原子力発電の廃棄物処理が問題になっているが、地球全體で人類が製造する!廃棄物の量たるや凄まじいものである。
廃棄物の完全リサイクルが不可能であるとすれば、やがて地球はゴミのボールになる。ゴミ問題もまた生物生存の鍵を握っているだろう。
思えば地球自體が資源である。人類はその資源を潤沢に活用して、驚異的な科學?技術の進歩をとげ、お陰で快適な生活をさせてもらっているのだが、厳しくいえば70億人の生活自體が、地球を消費し破壊しつつある。
「もったいない」論にせよ、「地球にやさしい」論にせよ、人間の感性に訴える言葉としては素晴らしくかつ満足できるが、地球上の生物の持続的棲息を保障する內(nèi)容とは言えない。人類は全體で大型哺乳類ではないか。
かつて資本主義対社會主義論爭が華々しかった。それはせんじ詰めれば、いずれが社會的公平?公正であるか、人々が社會的関係を維持するための納得性が高いかという論點であった。
しかし自然のシステムを考えず、地球を資源と考えず、すべての生物が棲息を持続させる前提條件は整っているという無意識の合意のもとでの論爭に過ぎなかったのではなかろうか。