中國日本友好協會(中日友好協會)は15日に北京で理事會を開き、唐家セン前國務委員を正式に新會長に推挙した。宋健現會長は名譽會長に就任する。
中國人民対外友好協會の李小林會長は式辭で「唐家セン氏は長年外交に攜わり、日本でも大きな影響力を持ち、徳の高さで人望が厚い。今年はちょうど中日國交正常化40周年にあたり、中日國民交流友好年でもある。中國人民対外友好協會と中日友好協會が手を攜えて中日互恵的戦略関係の一層の発展を促し、中日両國の民間外交事業の発展に努力奮闘することを希望する」と述べた。
唐家セン氏は「私は長く外交に攜わった一老兵にすぎない。中日外交事業に自らの力を捧げるべく努力したい」としたうえで、「現在中日間には敏感な問題がまだ少なからず存在し、両國の國民感情に深刻な影響を與えている。中日関係は現在、試練とチャンスが併存する時代にある。試練をチャンスに変え、全てのプラス要素を引き出し、全てのマイナス要素を取り除き、両國関係の前向きな発展を促し、両國の國民感情を改善したい」と述べた。
「人民網日本語版」2012年3月16日