本年2012年は中日國交正?;?0周年の佳節にあたる。世界最大のB2Bインターネット展示會Alibaba.comをもち、中國で奇跡的な雇用創出をしたアリババグループのジャック?マーとソフトバンクの創業者である孫正義が手を組んで4年前に設立されたアリババジャパン。鳴り物入りで設立されたこの會社も離陸段階から安定飛行の時を迎え、どのような展開を見せようとしているのか。香山誠社長、岡田聡良取締役に伺った。
中國網:本年は中日國交正?;?0周年です。この間、中日間ではさまざまな局面がありましたが、どのような感想をお持ちでしょうか?また、どのように乗り越えていらっしゃいましたか?
香山社長(以下、香山):確かに狂牛病問題の発生などさまざまな局面はありましたが、ひとつひとつの事象について、過剰に反応する必要はないと思っています。なぜなら、サービスの本質というものはいつの世も変わらないからです?,F在は、Alibaba.comを通じて世界各國が取引先になっていますから、それぞれの事情に左右されるわけにはいかないという事実もあります。大きな流れの中で徐々に変わっていくことが大切だと考えています。
中國網:昨年は日本にとって東日本大震災をはじめ、試練の年となりました。御社にとって大震災の影響はいかがでしたか?また、被災地支援の取り組みについてお聞かせください。
香山:アリババ本社から震災直後、心溫まるメッセージが屆きました。アリババは、寄付金の他に、提供しているWebサービスである1688.comやAliExpress上でキャンペーンを行い、中國をはじめとした世界の人たちから日本への応援の思いと共にたくさんの物資が被災地に屆けられました。また、ソフトバンクの孫正義は被災地に個人で10億円の寄付と継続的な支援、また回線提供、攜帯電話代無料化、學生支援などを多岐にわたって行っています。