日本経済団體連合會(経団連)の米倉弘昌會長が近く中國を訪問する。米倉會長は5月7日午後、東京で取材に応じ、日本企業にとって中國にはまだ大きな魅力があり、実際にトヨタ自動車などの多くの日本企業が中國での投資を計畫していると語った。
米倉會長は次のように述べた。中國の1990年代以降の経済の急成長を非常にうれしく思う。中日関係の強化は両國の利益になるだけでなく、アジア経済の発展にも必要なことである。中國は第12次5カ年計畫を実施中で、環境と経済の調和の取れた発展も大いに重視している。日本は環境分野で世界最先端技術を有し、この分野で中國と協力を深めたいと考えている。
中國は世界の工場であると同時に世界の市場でもあり、特にリーマンショック以降、中國は積極的な財政投資を斷固として実施し、世界で真っ先に危機の影響から脫した。中國の経済成長は以前は輸出に頼っていたが、現在は主に內需に頼っている。日本企業にとって中國にはまだ大きな魅力があり、実際にトヨタなどの多くの日本企業が中國での投資を計畫している。
中日両國は政治體制が異なるが、一衣帯水の隣國で、両國民間の交流、特に青少年の交流は非常に重要なことである。中日間の交流は経済面に限らず、文化や教育、スポーツなど多くの分野で深めなければならない。「中日國民交流友好年」をきっかけに、文化交流を幅広く実施し、多くの分野で相互信頼を築くべきである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年5月9日