中國(guó)戦略文化促進(jìn)會(huì)は5日午前に北京で「日本軍事力評(píng)価報(bào)告2011」（民間版）を発表した。日本の軍事力に関する同會(huì)初の評(píng)価報(bào)告だ。報(bào)告は、日本が南西諸島の防衛(wèi)を強(qiáng)化していることについて、將來(lái)の釣魚(yú)島の武力奪取や臺(tái)灣海峽の衝突への介入に向けた準(zhǔn)備だと指摘。次のように分析している。

世界と地域の安全保障情勢(shì)の変化および米國(guó)の戦略調(diào)整に基づき、日本は現(xiàn)在新たな軍事調(diào)整を進(jìn)めている。日本は「2011年度以降に係る防衛(wèi)計(jì)畫(huà)の大綱」に基づき、従來(lái)の部隊(duì)均衡配置方式を改め、軍事力の重心を南西にシフト。南西地域の警戒監(jiān)視、防空、ミサイル防衛(wèi)、輸送、指揮通信などを重點(diǎn)的に強(qiáng)化している。これには以下の措置が含まれる。

（１）日米両空軍司令部間の協(xié)調(diào)を強(qiáng)化すべく、航空総隊(duì)司令部を米第5空軍司令部のある橫田基地に移転。

（２）陸軍第1混成旅団を「島嶼作戦型迅速対応旅団」（第15旅団）に改編し、2個(gè)歩兵中隊(duì)を増やし、各々那覇および先島諸島の石垣島と宮古島に配置。

（３）従來(lái)國(guó)土最先端の沖縄県と與那國(guó)島の上空までとしていた「防空識(shí)別圏」を同島西側(cè)の領(lǐng)空および同島以西（臺(tái)灣側(cè)）2海里の海域の上空にまで拡大。

（４）與那國(guó)島に「沿岸監(jiān)視部隊(duì)」を配置し、宮古島と石垣島に「國(guó)境警備部隊(duì)」を配置。

（５）那覇基地の戦闘機(jī)部隊(duì)を1個(gè)飛行隊(duì)から2個(gè)飛行隊(duì)に増加し、南西地域への迅速な対応態(tài)勢(shì)を強(qiáng)化して、南西地域の情報(bào)収集、警戒監(jiān)視態(tài)勢(shì)を強(qiáng)化。これには警戒レーダーの配備、シームレスな警戒監(jiān)視態(tài)勢(shì)の維持が含まれる。

（６）沖縄にミサイル防衛(wèi)システム「パトリオット3」（PAC3）の配備を進(jìn)め、南西方向のミサイル防衛(wèi)能力を強(qiáng)化。

日本のこうした措置は、軍事力が手薄で本土から離れた南西諸島の防衛(wèi)を強(qiáng)化し、將來(lái)の釣魚(yú)島の武力奪取や臺(tái)灣海峽の衝突への介入に向けた準(zhǔn)備を行うと同時(shí)に、中國(guó)海軍による第一列島線の突破を牽制することが目的だ。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2012年6月6日