現(xiàn)在1千人以上の中國人が暮らす沖縄県は、中國人を含む外國人向けの生活ガイドブックを刊行した。子育てや醫(yī)療、年金など相談の多い分野や役所內の問い合わせ先などを英語と中國語で分かりやすく説明している。ウェブサイト「日本新華僑報網(wǎng)」が伝えた。
作成した沖縄市文化観光課では「外國から引っ越してきた人もほかの市民と同じように、行政サービスを受けることができるよう、多くの人に知ってもらいたい」と、周囲の在住外國人への情報提供や活用を呼び掛けている。
「在住外國人向け生活ガイドブック」の中國語版は200部発行。「醫(yī)療?年金?福祉」「子育て?教育」の2編があり、日本の醫(yī)療保険?年金制度のほか、障がい者福祉サービス、妊娠?出産などの育児情報、予防接種、學校制度などが紹介されている。中國語の解説に加えて、日本語でも説明している。
同ガイドブックは市の中國語通訳スタッフの張瓊恵さん(40)と市文化観光課の玉城千惠美さん(37)ら4人が昨年から作成。試行錯誤を重ね、市役所窓口に華人から寄せられる各種問い合わせにきめ細やかに対応した。
沖縄市は引き続き年內に「防災?安全」「稅金?仕事」「市內で暮らし始める」の3編を刊行する。玉城さんら4人は「市內に身よりもいない高齢者や子育て中の外國人は多く、窓口に訪れることもなく制度を知らずに困っている人もいると思う。周囲にいる在住外國人にも知らせてほしい」と呼び掛けている。
「人民網(wǎng)日本語版」2012年6月29日