日本の防災(zāi)科學(xué)技術(shù)研究所のある研究チームが、6日報告したところによると、昨年発生した東日本大震災(zāi)とその4日後に靜岡県東部で発生したマグニチュード6.4の地震によって、富士山のマグマだまりに噴火を引き起こす可能性があるほどの大きな圧力がかかっていることがわかった。
研究チームは、昨年3月に発生した地震による地殻変動に基づいて、富士山直下のマグマだまりにかかった圧力を推定した。その結(jié)果、マグマの中心部とされる地下およそ15キロ地點に、この2回の地震によって最大で1.6メガパスカルの力がかかったと計算された。靜岡県東部の地震は、富士山からさらに近いため、東日本大震災(zāi)にくらべ、マグマだまりに與えた影響が大きいという。研究チームは、富士山が噴火に至っていない理由としては、十分な量のマグマがたまっていなかったことや、マグマに含まれるガスが十分ではなかったことなどが考えられるという。
富士山は、1707年寶永年間に最後の噴火をしたときも、寶永地震の後だったが、研究チームは昨年の地震が富士山に與えた圧力は、寶永のときよりもさらに強いと考えている。だが、単純な圧力の高まりはそのまま噴火に十分な條件を與えるものではなく、現(xiàn)在は噴火の兆候はみられない。しかし「震災(zāi)の數(shù)年先にも、(富士山)噴火するという可能性はまだ存在する。十分な警戒が必要だ。」と警告している。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2012年9月7日