軍事専門家の梁芳氏は北京電視臺(tái)の番組「軍情解碼」のインタビューに応じた際、「中國(guó)海軍が列島線を越える場(chǎng)合、米日がその全過(guò)程を監(jiān)視する。しかし國(guó)際法の規(guī)定によると、公共の海峽であれば、いかなる國(guó)もこれを通過(guò)する権利を持つ。そのため中國(guó)はこれらの國(guó)際的な海峽を堂々と通過(guò)し、頻繁に通過(guò)することで常態(tài)化させるべきだ」と述べた。

第一列島線には大隅海峽と宮古海峽がある。中國(guó)海軍が第一列島線を越えて遠(yuǎn)洋訓(xùn)練に向かう場(chǎng)合、大隅海峽と宮古海峽を通過(guò)することが多い。梁氏は、いかに第一列島線の封鎖を通過(guò)するべきか、どのような実質(zhì)的な措置があるかという質(zhì)問(wèn)に対して、「中國(guó)海軍が第一列島線を通過(guò)する場(chǎng)合、多くがこの二つの海峽を通過(guò)する必要がある。特に北海艦隊(duì)と東中國(guó)海艦隊(duì)の場(chǎng)合はそうだ」と指摘した。

2009年に中國(guó)海軍の10數(shù)隻の艦艇が一斉に列島線を通過(guò)し、潛水艦も水面を航行すると、日本全體が騒然とした。現(xiàn)在も中國(guó)が通過(guò)するたびに、米日はその全過(guò)程を監(jiān)視している。例えば海底にソーサスを敷設(shè)するなどして、中國(guó)の潛水艦を監(jiān)視している。同時(shí)に久米島や下地島にも監(jiān)視用の設(shè)備を設(shè)置し、中國(guó)が第一列島線を通過(guò)する全過(guò)程を見(jiàn)張り、中國(guó)の行動(dòng)を著しく制限している。

梁氏は、「米日は1960年代に、核兵器の密約を締結(jié)した。これは第二次世界大戦の終戦後、日本は核兵器を生産できなくなり、核兵器を日本に持ち込めなくなったためだ。重大な危機(jī)や戦爭(zhēng)が発生した場(chǎng)合に、米國(guó)の原子力潛水艦と原子力空母を合法的に招き入れるため、日本は12カイリ內(nèi)の領(lǐng)海を3カイリ內(nèi)に縮小した。中國(guó)の軍艦が同海域を通過(guò)するたびに、日本は抗議をしている」と語(yǔ)った。

しかし國(guó)際法の規(guī)定によると、公共の海峽であれば、いかなる國(guó)もこれを通過(guò)する権利を持つ。これらの海域を通過(guò)することは、相手國(guó)に自國(guó)の権利を主張することになる。他の國(guó)は通過(guò)できるのに、なぜ中國(guó)は通過(guò)できないというのか。そのため中國(guó)はこれらの國(guó)際的な海峽を堂々と通過(guò)し、常に通過(guò)することで常態(tài)化させるべきだ。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」　2013年7月9日