店主は1950年代生まれで、1987年に日本に留學し、3年間日本語を學んだ。1997年に日本料理の店を開こうと思った際、日本留學時に1年間滯在した島根県出雲市の名をとって店名にしたという。
店主は「出雲は日本の島根県にある美しい都市で、悠久の歴史を持ち、とても神秘的なところだ。出雲大社をはじめとして、様々な神話や伝統的な祭が今も殘されている。出雲大社は若者のデートスポットでもある。出雲の2文字は私にとって、すばらしい思い出の象徴」と語る。
店主によると、閉店の主な理由はテナント料の上昇だというが、料理長の鄭氏は、「(店名に関する)批判も閉店に追い込まれた原因の1つ」との見方を示す。店主は「今はマーケティング段階で、新しい店の住所は確定していないが、もし新しい店を開くなら出雲という名は使わない」と語る。
中國人民大學國際関係學院の金副院長はこれについて、「経済は経済、政治は政治というように、政治と一般市民の経営行為ははっきりと區分されるべき」との見方を示す。
「人民網日本語版」2013年8月25日