安倍晉三首相は24日より、バーレーン、クウェート、カタールの中東3カ國およびアフリカのジブチを訪問する、6日間の旅を開始した。安倍首相の中東訪問は、昨年12月に再任してから今回で2回目となり、日本政府の中東のエネルギー供給に対する重視の程を示している。ジブチ訪問中に、安倍首相はソマリア沖で海賊取締り中の自衛隊を視察する。
防衛省は23日、日本は2014年度にアフリカ7カ國に自衛隊員を新たに派遣し、同地區における情報収集と反テロ活動を強化すると発表した。
アフリカで軍事網を構築
共同通信社は、安倍首相は初めてジブチを訪問する日本の首相になると報じた。安倍首相はジブチ訪問中、ソマリア沖?アデン灣で海賊を取り締まる海上自衛隊の基地を視察し、隊員を激勵する予定だ。
日本政府は12月より海上自衛隊の2隻の護衛艦のうち1隻を、アフリカ東部海域のソマリア沖海賊撲滅の多國籍部隊に初參加させ、「日本政府の國際社會への貢獻」を示すことを決定した。
防衛省は23日、日本は2014年度にアルジェリア、ジブチ、エチオピア、ケニア、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカのアフリカ7カ國に自衛隊員を派遣すると発表した。日本はこれまで、エジプトとスーダンに自衛隊員を派遣していた。
過激な武裝集団が今年1月、アルジェリアの天然ガス施設で數十人の外國人を拉致?殺害し、その中には10人の日本人が含まれた。日本政府は今年2月に発表した調査報告の中で、在アルジェリア日本大使館の軍事?情報スタッフの不足により、日本政府は現地でテロ活動と関連する情報を即座に入手できないとしていた。日本政府はその後、アフリカでの情報?安全業務の強化を決定し、アフリカ諸國の反テロ活動に資金援助を行う一方で、自衛員の配備を拡大し、アフリカにおける情報収集?分析能力を強化した。
共同通信社は、日本が自衛隊員を派遣したアフリカ諸國は、日本との間に密接な関係を持つと分析した。ジブチは日本が海賊取締りに協力し、日本の海上輸送安全を確保するための重要な國だ。ケニアには現在、多くの日本企業が進出し、経営活動を行っている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月26日