與那國島住民が防衛相車両を包囲し抗議
資料寫真:與那國島
日本新聞網の報道によると、日本の防衛省は19日、沖縄県與那國島で沿岸監視部隊の基地著工式を行った。現地では基地建設反対派の一部住民が小野寺防衛相が乗った車両を包囲して抗議する場面が見られ、著工式は予定時刻を遅らせての開始となった。中新網が20日伝えた。
報道によると、與那國島の人口は1500人で、長きに渡り平和な環境が維持されてきた。多くの住民が、自衛隊が駐屯することで同島の平和が失われるのではないかと不安を抱いており、約半數近い住民が基地建設に反対している。しかし、昨年の町長選挙では、安倍氏率いる日本政府が多くの経済援助を條件に掲げたため、結果的に基地建設賛成派の町長が當選、一度は棚上げになっていた基地建設方案も順調に進められる形となった。
そんな中迎えた19日の著工式だが、反対派住民が基地建設現場へと向かう小野寺防衛相が乗った車両を包囲、數人の防衛省職員が車を降りて住民の説得に回るも折り合いがつかず、職員と住民が衝突する一幕もあった。幸いにしてこの衝突でケガ人はなかった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2014年4月21日