米海軍學會のウェブサイトはこのほど、「日本のアングルから:日本の映畫館の第二次世界大戦に関する映畫作品」と題する文章を掲載し、『永遠の0』を例とし、戦後の日本映畫界で日本の戦爭の役割を美化する映畫が見られることを批判した。同文章は、「日本の第二次世界大戦をテーマとする映畫は、戦爭の原因について説明せず、日本を戦爭の侵略者ではなく被害者として描く。このような映畫における修正主義的な傾向が、現(xiàn)在深刻化している」と指摘した。
同文書の共同執(zhí)筆者の一人である、米國海軍學會研究員のスコッフ?クリストセン(音訳)氏は記者に対して、「神風特攻隊を美化した『永遠の0』は、日本の映畫館で興行収入トップの作品で、世界的に物議をかもした。當學會はこれを受け、日本の第二次世界大戦をテーマとする映畫を調(diào)査した」と語った。
読売新聞のワシントン駐在ある匿名の記者は、「『永遠の0』の原作者の百田尚樹氏は日本國內(nèi)でもしばしば、修正主義者として批判を浴びている。NHK経営委員の百田氏は安倍首相の親友でもあり、先ほど南京大虐殺を否定する発言により強く批判された」と述べた。
日本の第二次世界大戦をテーマとする映畫に修正主義的な傾向があることについて、アメリカン大學歴史學部教授のピーター?クズニック氏は記者に対して、「このような映畫は日本を暴行者としてではなく、戦爭の被害者として描いている。日本の戦場における暴行の印象を薄め、これを無視し、日本軍の兵士を美化し、ヒーローのような犠牲を故意に描き出そうとしている」と分析した。
クズニック氏は、「日本の一部のアニメ作品は平和の情報を伝えようとしているが、実際には侵略戦爭を美化し、日本の侵略行為の言い訳をしている。日本の戦爭を題材とする映畫は普遍的に、日本が原爆の被害者であることを強調(diào)するなど、自身に対して同情の態(tài)度を持っているが、日本軍國主義のその他の國における暴行をほぼ完全に無視している」と鋭く指摘した。
?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)? 2014年4月28日