日米のTPP交渉に、年內(nèi)妥結(jié)の可能性はあるだろうか？上海対外経貿(mào)大學(xué)がこのほど開催したシンポジウム「TPP交渉の新発展」では、國內(nèi)外の専門家が異なる見解を示した。

米日が年內(nèi)妥結(jié)に至る可能性は低く、來年まで延期されると指摘する聲があった。アメリカン大學(xué)の王碧君教授は記者に対して、「中間選挙が迫り、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は強(qiáng)気の姿勢を示すため、米國製品に対して高い関稅率を維持する內(nèi)容に同意することは難しい。日本では、農(nóng)家は安倍晉三首相の重要な支持者であり、軽率に譲歩することはできない」と語った。

他にも、年內(nèi)妥結(jié)の可能性は高いが、米國の當(dāng)初の構(gòu)想とは大きく異る形になる可能性が高いと指摘された。中國國際問題研究所世界経済研究部の姜躍春主任は、「日本からは、一部に例外的な條項を設(shè)定する提案が上がっていることから、雙方が合意に達(dá)する可能性は高い。しかし交渉には高い目標(biāo)が設(shè)定されており、かつ各加盟國の狀況が大きく異なることから、多くの分野で調(diào)整を図ることが困難になる。米國が當(dāng)初の構(gòu)想を?qū)g現(xiàn)するのは難しいかもしれない」と予想した。

TPPは米國のアジア回帰の重要な擔(dān)い手とされており、12カ國が交渉に加入している。交渉が進(jìn)展するたびに、各界から注目を集めている。

上海対外経貿(mào)大學(xué)法學(xué)院の黃潔準(zhǔn)教授は、「條約の文書のほぼすべてが機(jī)密事項とされており、內(nèi)容が不透明で、不確定性が高い。これはTPP研究の最大の障害だ。私は同問題を研究する際に、中米のBIT（二國間投資協(xié)定）の一部の內(nèi)容を參考にせざるを得ない」と語った。

TPPを研究する多くの中國人専門家は、黃氏と同じ問題で苦しめられている。中國商務(wù)部の関係者は記者に対して、「TPPの具體的な內(nèi)容については明かされていないが、その開放される分野と開放度は、米韓FTA（自由貿(mào)易協(xié)定）に近く、90％は同じ內(nèi)容になると予想できる。ゆえにその透明度を懸念する必要はない」と述べた。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2014年5月13日