日本では約100萬人の男性が家にこもっている。この「ひきこもり」は、日本社會の健全性を脅かしている。彼らは社會に背を向け、自室に閉じこもり、數年間出てこない人もいる。醫師はひきこもりの次の世代への深刻な影響を避けるため、取り組みを進めている。英デイリー?テレグラフ紙が伝えた。
厚生労働省はひきこもりの定義を、「仕事や學校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、自宅にひきこもっている狀態」としている。ひきこもりは日本に多い。成功への期待が現実生活で挫折すると、若者はひきこもりを選ぶ。
加藤隆弘氏はひきこもりの現象を研究する専門家で、自身も學生時代はその一員だった。彼は現在、この現象が次の世代に深刻な影響を及ぼすことを避けようとしている。「社會から背を向け、家族や友人との交流を拒むひきこもりは、一般的に頭がよく能力もある若者で、男性が多い。これは日本経済にとっても損失だ」
大西さん(18)は6ヶ月前から治療を開始した。彼はそれまで、自室に3年間もひきこもっていた。彼は日中は眠り、夜にネットを利用し、漫畫を読み、人と話をしなかった。彼によると、その原因は中學1年生の時にテストに失格したことだ。彼は當時、班長だった。
加藤氏によると、この狀態を変えるためには家族と患者の協力が必要だ。加藤氏は九州大學の専門家と、ひきこもりを引き起こす社會?生物的要因を研究し、診斷方法を導き出した。ひきこもりの研究の多くは心的要因ばかりに注目しているが、実際には精神病だけで生じるものではない。治療の際には、患者にコミュニケーション能力を取り戻させることが必要だ。ところが一部の患者は家族とさえ話をしたがらないのだから、治療どころの話ではない。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2015年7月10日