京セラが招待した第16回中國少年友好交流訪日団が19日、京都の桃山中學校を訪問した。中日の學生は漢字、英語、電子辭書などを使い、簡単な交流を行った。中國の來客は日本の學生に、中國の伝統的な切り絵や簡単な中國語を教えた。日本の學生は中國の來客に、日本の名所と習慣を紹介した。
日本の七夕が終わったばかりで、日本の學生は中國の來客に、七夕に関する歴史を紹介した。日本の七夕と中國の七夕の歴史を聞いた學生たちからは、しきりに感嘆が漏れた。學生たちは日本の七夕の習慣に従い、短冊に願い事を書き、笹に飾った。學業成就、家族の健康といった願いの他に、「中日友好」も短冊に記された。
中國の學生は桃山中學校の音楽室や體育館などを見學した。交流會の最後に、両親とともに中國で生活したことのある綾瀬逸紀さんは、日本の學生を代表し閉幕のことばを述べた。「中國には『海內に知己存すれば、天涯も比鄰の若し』という漢詩がある。中日の學生は四海の中の友人であり、再會できることを願う。また文化交流の促進により、両國間の理解を深めたい」
天津市出身の周文迪さんは、中國人の學生を代表し、桃山中學校の教員と學生に感謝のことばを述べた。「午前中に京都市市民防災センターを見學し、多くの防災知識を學んだ。午後は、桃山中學校の文化に驚かされた。日本の歴史と文化への理解を深め、文化交流の使者になりたい」
第16回中國少年友好交流訪日団は、北京市と天津市の30人の小中學生、5人の引率の教員によって構成される。14日に日本に到著し、京都市市民防災センター、桃山中學校などを見學した。訪日団の學生は17日夜より、京セラの社員の自宅で2日間のホームステイを行い、日本の家庭生活への理解を深める。訪日団は20日に中國に帰國する。
この友好交流プログラムは、京セラの創業者である稲盛和夫氏が提案し、1997年より開始された。同プログラムは現在まで16回実施されており、北京市、天津市、上海市、広東省の454人の少年?児童を日本に招待している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2015年7月20日