先ほど71歳の男が新幹線內(nèi)で焼身自殺した。高齢者がこのような手段により人生を終えたことには、どのような原因があったのだろうか？

男は體に液體をかけた時(shí)に、近くの乗客に「離れろ、危険だ」と大聲で叫んだ。目撃者によると、男はその間に興奮し、目に涙をためていたという。

日本メディアはその後、男の身辺調(diào)査を行った。男は無(wú)職の一人暮らしで、空き缶を回収し生計(jì)を立てていたという。隣人によると、男が古いアパートに引きこもり、窓を叩く音がよく聞こえてきたという。また別の隣人は、男が外に出るのをほとんど見(jiàn)たことがなかったが、家の中からテレビの音がよく聞こえてきたという。

心理學(xué)者の西田亙氏はテンプル大學(xué)で、「うつ病と自殺の最大の原因は孤獨(dú)だ。一部の人は、すべてが失敗したならば自殺すればよく、保険金まで得られると考える」と指摘した。

西田氏は、「高齢者がアパートで孤獨(dú)死する話をよく耳にするが、彼らはなおざりにされている。昔の日本であれば、子供が両親の晩年の世話をするのが當(dāng)然だったが、現(xiàn)在は異なる」と話した。

一部の専門(mén)家は、日本の自殺率は報(bào)じられているデータを大きく上回るとしている。多くの一人暮らしの高齢者の突然死が、警察から十分に重視されていないからだ。

多くの日本人男性が他者から孤立していると感じている。この感覚は家計(jì)に苦しむ高齢者に特有のものではない。日本の若者の自殺率も年を追うごとに上昇している。その多くは絶望感によるもので、助けを得るための能力もなく、死によって問(wèn)題を解決しようとしている。

他人に迷惑を掛けないという文化的特徴により、家計(jì)が苦しくなり安心感が得られない時(shí)に、ストレスを解消することができない。憤りを感じたり落ち込んだ時(shí)も、これを効果的に解消する手段がない。かつ日本は規(guī)則を守る國(guó)であり、若者は狹い箱の中で暮らしているようで、自分の気持を表現(xiàn)する術(shù)がない。そのため一部の人は強(qiáng)いストレスを感じた時(shí)に、死を唯一の活路だと考える。

日本の自殺率が初めて上昇したのは、1998年のアジア通貨危機(jī)前後で、2008年の世界金融危機(jī)によって大幅に上昇した。専門(mén)家は、若者の不安定な就業(yè)環(huán)境が、この數(shù)値の上昇と直接結(jié)びついていると指摘した。日本の高齢者は手厚い待遇と生活の保障を受けているが、40％の若者は安定した仕事を見(jiàn)つけられない。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」2015年7月28日