中日の外相が今回の非公式會談で何を話したかについて、岸田外相に同行した外務省高官は6日、環球時報に次のように説明した。今回の會議はASEAN「10+3」という場であり、日中関係の議論に適した場ではなく、ASEANと中日韓の協力関係、今後の経済面の相互協力などについて重點的に話し合ったという。この高官はその他の議題について、「會議の全體狀況に関するコメントは差し控える」と述べた。
時事通信社は6日、岸田外相が同日の日中外相會議で、東中國海の「一方的な」ガス田開発を停止するよう中國に求めたと報じた。岸田外相は、中國が南中國海で実施している島嶼の埋め立て、現在の南中國海情勢について「容認出來ない」と稱し、「中國の一方的な行為が地域の緊張を激化させる恐れがある」と懸念した。ある外交官は環球時報に対して、「岸田外相の東中國海の開発の問題について、王毅外相は事実の経緯と中國側の立場について説明し、事実に基づく態度で問題を見據えるよう日本に求めた」と話した。
王外相が5日のASEAN會議で「安倍首相の9月訪中について聞いたことはない」と発言したがという質問に対して、外務省の高官は「安倍首相の9月の訪中については、何も決まっていない」と回答した。